新刊!
『発達障害白書2008年版』 特集:改めてインクルージョンの質を問う
(社)日本発達障害福祉連盟 編    定価2,940円(本体2,800円+税) B5判234頁 CD-ROM付

 発達障害に関する読みやすい年報。特集で改めてインクルージョンの質を問うた上で、斯界11分野の2006年度の動向・資料を網羅。関係法規・通達・答申等はCD-ROMに収載。
 1961年、『精神薄弱者問題白書』として刊行され、その後、書名を変えながら刊行されてきた年報の通算44冊目。
この2008年度版は、障害者自立支援法の施行、国連総会における「障害者権利条約」の採択等、国内外における劇的な動きを受け、それらが記録としてとどめられることを意識して編集されている。
特集は「改めてインクルージョンの質を問う」。「障害者権利条約」の基本的な戦略である「インクルージョン」を念頭に置き、その「質を問う」という形で、発展の段階を確認している。
付録のCD-ROMには、教育基本法・学校教育法・職員教員免許法といった法律の改正や、重要な通知・通達、条例の文書等を収載。「障害者権利条約」の原文も載せている。


まえがき
 『発達障害白書2008年版』を刊行する運びとなった。1961(昭和36)年、『精神薄弱者問題白書1961年版』として刊行されたこの『白書』は、書名を変えながらも44冊目となる。当初は、全日本特殊教育研究連盟(現・全日本特別支援教育研究連盟)、日本精神薄弱者愛護協会(現・日本知的障害者福祉協会)、全日本精神薄弱者育成会(現・全日本手をつなぐ育成会)による編集であった。
 1975(昭和50年)に、第2回アジア精神薄弱会議が開かれるのを機会に、前記3団体に精神薄弱研究協会(現・発達障害学会)が加わって日本精神薄弱者福祉連盟が結成され、この白書の編集も担うようになった。
 この連盟の名称は、「日本知的障害福祉連盟」を経て、2006(平成18年)年9月、「日本発達障害福祉連盟」へと変更された。連盟の事業の内容と対象が、既に知的障害のみに限定されることなく、より広い概念である発達障害へと実質的に拡大されているという実態を表す名称として、定款変更を申請し、社団法人としての所掌官庁である厚生労働省から承認を受けることができた。
 しかし、時を同じくして、厚生労働省、文部科学省は、学術的には異なる議論があるとしながらも、発達障害と知的障害の用語について区別する見解を表明している。連盟としては、定款変更の趣旨に沿って、発達障害という広い概念に基づき、さらには個別障害種を超えて、「すべてのための社会(Society of All)」を目指していきたいと考えている。
 制度の転換、概念の変遷に伴う用語や会の名称の変化など時代の大きな流れの中で、この半世紀にも及ぼうという白書の歴史は、国連の障害者の権利条約の採択という、大きな転換点を迎えようとしている。インクルージョンが求められている世界の潮流にあって、我が国の制度や思潮はいかなる方向を目指すのか、福祉連盟はどのような役割を果たすべきなのか、厳しく問われている。読者の皆さんの一層のご支援をお願いする次第である。
(社団法人 日本発達障害福祉連盟 会長 金子健)


 
目次

まえがき
『発達障害白書2008年版』における<発達障害>の標記と定義の統一について
第1部 特集:改めてインクルージョンの質を問う
第2部 各分野における2006年度の動向
 第1章 障害概念(診断・評価)
 第2章 医療
 第3章 幼児教育/家族支援
 第4章 教育 
 第5章 日中活動
 第6章 住まい
 第7章 地域生活支援
 第8章 職業
 第9章 権利擁護/本人活動
 第10章文化・社会活動
 第11章国際動向
第3部 資料
 1.年表(2006年4月〜2007年3月)
 2.統計
 3.関係団体名簿
 4.日本発達障害福祉連盟と構成団体
あとがき
執筆者一覧
CD-ROM(関連法規・通達・答申等)
 1.主要決議文・要望書等
 2.教育基本法(抄)第四条・2
 3.「学校教育法」関連
 4.教育職員免許法
 5.「発達障害」の用語の使用について
 6.特別支援教育の推進について(通知)
 7.特別支援教育の現状と課題、改善の方向性(検討素案)
 8.障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例
 9.障害者雇用の一層の推進に関する厚生労働大臣名による要請について
 10.「障害者の雇用の促進等に関する法律」関連
 11.「就労移行支援のためのチェックリスト」が完成しました!〜障害者の一般就労へ向けた支援を円滑に行うための共通のツール〜
 12.障害者の就職、大きな伸び続く
 13.CONVENTION ON THE RIGHTS OF PERSONS WITH DISABILITIES(障害者権利条約)

編者 *敬称略
社団法人 日本発達障害福祉連盟
「発達障害白書」編集委員会
松友 了(全日本手をつなぐ育成会)※編集委員長
朝日 雅也(埼玉県立大学)
太田 俊己(千葉大学)
柴田 洋弥(同愛会東京事業本部/日の出福祉園)
沼田 千、子(日本発達障害福祉連盟)
原  仁(横浜市中部地域療育センター)
堀江 まゆみ(白梅学園短期大学)
宮武 秀信(世田谷区立知的障害者就労支援センターすきっぷ)
湯汲 英史(早稲田大学)
吉川 かおり(明星大学)
社団法人 日本発達障害福祉連盟の構成団体
社会福祉法人 全日本手をつなぐ育成会
全日本特別支援教育研究連盟
財団法人 日本知的障害者福祉協会
日本発達障害学会



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2週間前後でお送りいたします。



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(社)日本発達障害福祉連盟
TEL 03-5275-1128
FAX 03-5275-1205
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